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村松 精; 坂井 茂; 西田 優顕
PNC TN2410 93-017, 107 Pages, 1993/05
本報告書は、平成5年2月24日経団連ホールにおいて行われた第9回高速増殖炉研究開発成果報告会にもんじゅ建設所から報告した3件のスライドとオーラルペーパーをまとめたものである。発表テーマ(1)「もんじゅ」試運転の現状と今後の計画(2)総合機能試験の成果(3)性能試験計画
日高 昭秀; 杉本 純; 藪下 幸久*; 早田 邦久
JAERI-M 91-175, 65 Pages, 1991/10
1次系圧力が高圧のまま事象が進展するPWRのシビアアクシデント時に、1次系の圧力を強制的に減圧し蓄圧注入系を作動させることができれば、炉心は冷却され、原子炉圧力容器破損時刻が遅延すると同時に原子炉圧力容器破損時の高圧溶融物放出や格納容器直接加熱を防止できる可能性がある。このため1次系減圧操作は、有効なアクシデントマネジメントの一つとして考えられている。そこで減圧操作の効果を評価するため、全交流電源喪失事故時にPORVを開き、1次系を強制減圧した場合についてMARCH3.0コードを用いて解析を行い、以下の結論を得た。原子炉圧力容器破損前に有効な減圧操作を行えば、原子炉圧力容器破損時刻を減圧操作無しの場合と比べて約160分延長できる。減圧操作開始時刻は、その後の事故進展に大きな影響を与えないが、減圧速度はその後の事故進展に影響し、2個のPORVの容量未満では有効な1次系減圧を行えない。
吉田 一雄; 田辺 文也; 平野 雅司; 鴻坂 厚夫
Journal of Nuclear Science and Technology, 23(12), p.1107 - 1109, 1986/12
被引用回数:2 パーセンタイル:42.61(Nuclear Science & Technology)チェルノヴィリ事故における出力暴走事象の解析をRETRANコードを用いて行った。解析の結果次の点が明らかになった。(1)タービンバイパス弁が実験開始後も閉じていたとすると、出力暴走は起きないので、弁は開いたと思われる。(2)ボイド反応度係数3.510k/k/%ボイドのケースが、出力ピーク値がソ連解析値(定格出力の10倍)に近い。(3)出力暴走が起きて、燃料棒が溶融破損すると推定される時点での炉心ボイド率は高く(0.8以上)、水蒸気爆発の可能性は小さいと思われる。(4)ボイド係数がたとえ210k/k/%ボイドだったとしても、高出力チャンネルの燃料棒は溶融破損した可能性がある。
寺田 博海
JAERI-M 85-095, 185 Pages, 1985/07
原子力発電の安全性および経済性の要求は益々高くなる一方であり、また今後の原子力開発の目標は核燃料サイクル、廃棄物処理処分の問題に向けられようとしている。このような要求に関連して計測技術や、センサ自身に対して困難な定量方法、厳しい耐環境性が求められている。以上の背景を踏え、可搬型Ge検出器を用いたin-situ定量測定技術の開発研究を行なった。可搬型Ge検出器の試作、スペクトル解析計算プログラムの作成、実際の野外における環境ガンマ線スペクトルのin-situ測定および土壌中放射能濃度測定と線量率の定量、そして1次系配管に沈着したFP量の非破壊定量測定などに関して本論分では述べている。
中村 恵英; 澤崎 浩昌; 森岡 辰也; 内田 武伸; 佐藤 健; 塩谷 洋樹; 木曽原 直之
no journal, ,
液体金属ナトリウム冷却高速炉では、冷却材であるナトリウムによる材料腐食や不純物の析出による流路閉塞を防止するため、ナトリウムを高純度に維持、管理している。もんじゅには、該当する系統として、1次主冷却系、2次主冷却系、炉外燃料貯蔵槽冷却系がある。これらの系統の20年以上に渡るナトリウム純度管理をプラギング計の計測値と化学分析結果に基づき評価し、管理目標値よりも十分低い値で純度が維持できていることを確認した。